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2008年9月 1日 (月)

猫の手も借りたいニョッキ作り

昨夜から急に作ってみたくなった「ニョッキ」。
今日は残業になって帰宅時間が遅くなったが、昨晩、トマトソースを作っておいたから、あとはニョッキを作るのみ。
カボチャとジャガイモを7:3の割合で蒸してからマッシュ。
塩、ナツメグ少々を加え、つなぎの卵と小麦粉を加え混ぜる。ニョッキのコツは、「練らない」こと。

「猫の肉球くらいの柔らかさ」の種を直径2cmくらいの棒状に伸ばし、1cmの長さに切っていく。
それをフォークで軽く押しつぶし、沸騰した湯に放り投げていくのだが、段取りの悪い私だから、思うように進まないし、打ち粉を十分振らないとフォークの間に種がこびりついたりする。

この押しつぶす工程、サヴィが手を貸してくれたらなぁ。猫の肉球押し型ニョッキっていうのも可愛いかも。

Nyokki

さて、ニョッキといえば、すごく苦い思い出がある。

もう10年以上も前のことだが、スーパーで買い物をし、レジで並んでいたら、いきなり見知らぬオジさんに、菓子パンで後方から頭を叩かれた。

「今、オレを見て笑っただろ!オレがホームレスだと思って!」

どうやら、咳き込んだ私を見て、自分のことを笑ったと勘違いしたらしい。
さらに菓子パンで叩きそうな格好をするオジさんに応戦すべく、自分の買い物カゴの食パンを手でつかんで構えてみる。「パンにはパンを」だ!
まだ、何か言いがかりをつけてきそうなのを、他のお客さんは一切無視、レジの店員は冷静に前のお客の商品のバーコードを読み取っている。誰も助けてくれそうにないわけだ。

「叩かれるまで、あなたの存在すら気がつかなかったのに、どうして笑う理由があるんですか!思い込みで暴力ふるうなんてヒドイじゃないですか!」と言い返した。その後も、オジさんはブツブツ言っていたが、無視してさっさと帰宅。
その日、やっぱり、ジャガイモのニョッキを作ることに決めていたので、準備に取り掛かったが、つい30分前に起きた不条理な出来事が頭から離れない。「どうして私が・・・菓子パンで・・頭を叩かれるのよぉ!周囲の人も見て見ぬ振りってヒドイ!」と、ニョッキの種を混ぜる手にもついつい力が入る。明らかに練りすぎた種。フォークで押しつぶさず、親指で、グニュっと押しつぶし、鍋の中に放り込む。

そんな風に怒りながら作ったニョッキは、当然、美味しくなかった。
そして、苦い出来事を思い出すので、ニョッキ作りも長らく封印していたのだ。

今、その出来事を思い出すと、昨今のような無差別的な暴力や殺人事件に巻き込まれなかっただけでも幸いなのかもしれない。
しかし菓子パンという柔らかい凶器が、もし鋭いナイフや鈍器だったらと思うと、今更ながらゾッとする。

さて、10数年ぶりに、心穏やかな状態で作ったニョッキは、見てくれこそイマイチだが、なかなか美味しかった。

私に「ホームレスだと思って、馬鹿にしたろ!」と怒鳴ったあのオジさん、その後、どうしているんだろうか。

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