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2011年10月29日 (土)

マロン・ショー!

今日は、最近よく目にする秋の風物詩「栗」のお話。
大学で、専攻のフランス語と格闘していた随分昔のことだが、初老の教師が、「冬になると、パリの街のあちらこちらで、”Marrons chauds! (マロン・ショー=直訳すると”熱い栗”)”と、焼き栗を売る声が聞こえる」とノスタルジックに語っていた。日本でも天津甘栗を焼いて売っているし、そう珍しいことでもないが、”マロン・ショー”という響きが、フランスに憧れていた若い女子だった自分には、オシャレな食べ物としか思えなかった。

Marronschauds

初めてフランス旅行をしたのは冬。街角散策中にドラム缶のようなものの上で焼かれる栗を発見!これだ、これだと、円錐形に丸めた紙に入れてもらったマロン・ショーにドキドキする。何の味付けもない「焼いた栗」に軽いショックを受けるも、大学教師の「剥いた栗の皮は、そのまま路上にポィッてしながら食べるんだ。」という言葉を思い出し、罪悪感を持ちながらも、「ポイッ」を実践しつつ、パリで焼き栗を手にしている自分に酔いしれていた。

今年の2月に姉達と行ったパリ弾丸旅行でも、焼き栗スタンドを発見し、懐かしくなって買ってみた。大小のサイズ違いの空き缶で欲しい分量をはかってくれる。やはり味付け一切なしの、和栗とは異なるヨーロッパな栗だ。しかし冷めても美味しく感じた焼き栗には、若い頃に抱いた「あこがれの思い」が加味されていたのだろう。

次回も、栗についての話をしてみたい。

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