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2018年3月17日 (土)

古い道具

母に教育熱心なところがあり、小さい頃から十数年、ヴァイオリンを習わされていた。姉も同じく習っていたが、「できる姉、そうでもない妹」として、随分と劣等感を味わってきた。

ヴァイオリンをやめて触らなくなって30年近く経とうとしている(その後、念願のチェロを習っている)が、縁があって古巣の弦楽団が来冬に開くコンサートにヴァイオリンで参加することに(冷汗)。

Violinszk

自分の腕前と同じく問題なのは楽器。プロの弦楽団ではないので、私の「一般的な国産教育用楽器」=安っぽい音でも許してもらえるだろうが、使うために必要なメンテで、お金を掛けるべきかどうかだ。

そこで「できる姉」のヴァイオリンを借りようと。

姉に4/4サイズ(一番大きい)ヴァイオリンが必要になった時、先生が勧めてくれた楽器は、かなり古いドイツ製。弓1本が、私の教育用楽器1丁分と同じ値段なのだから、庶民の家庭では購入するかどうか「家族会議」が開かれたくらい(笑)。もちろん、それより高価なヴァイオリンを持つ生徒さんは大勢いた。

Violinm

(当時から木肌に無数の傷があり、f字孔も”大丈夫?”って感じだった)

姉に事情を話すと、「私のは、25年くらい前に工房で見せたら、バラして修理しないと取り返しがつかないことになるって言われて修理したのよ。その後、ずーっとクローゼットの中で、カビてたらどうしよう。部屋の飾りにするしかないわよね~(笑)」と言う。

恐るべし。。。能天気な姉・・・。

それでも、遠方からわざわざ持って来てくれた。本体は表板の木のヒビ割れの修繕跡あり。「弓の先っぽ、折れてるでしょ~?」と。おい、大丈夫か?と音を鳴らすと、私のひび割れの無いヴァイオリンよりも、ずっと響く。

恐るべし。。。腐っても(いや腐っていない)高額楽器。

Violins

(「できる姉」の楽器(左)と、「そうでもない妹」の楽器(右)は、一目瞭然。)

近所の工房の見立てでは、ペグ交換、一部接着部分のハガレ直し、弓の毛替えで良いという。割れの修繕部分に問題が無いわけではないが、とりあえず大丈夫とのことで、胸を撫で下ろす。ついでに駒と、欠けた弓のチップ交換を、姉へのお礼に修理をしてもらった。

Violinm1

もっとメンテを頻繁にして弾き込んでいたら、もっと良い楽器になっていたかもしれない。道具は使わないと!

Violin2

姉も、喜んでくれて、私から楽器が返ってきたら、少し弾いてみると言ってくれた。

姉に習っていた当時の話を聞いたが、「練習は好きではなく、案外ふて腐れながらやっていたわ」と言う。

今だから笑って話せる。

当時、不仲だった姉妹。親の期待の高さが、買ってもらえるヴァイオリンの違いに表れ、妬ましかった。私の進級試験で楽器を貸して欲しいと言っても、素直に貸してくれなかった。姉は姉で、期待がプレッシャーで、お気楽な妹が憎らしかったのかも。

一応、道具は整った。

ここ7年チェロを習っているせいで、どうもヴァイオリンが思ったように弾けない。かと言って、チェロで参加するほどの腕もなく、さて、どうしたものか・・・・。

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コメント

いやはや、楽しみです(^-^)

投稿: 同僚110 | 2018年3月18日 (日) 14時04分

club同僚110さん、

いや~、Sさん達のように細々とでも続けてたら良かったと、思う今日この頃です。
もともと、そんな上手なヴァイオリン弾きではなかったから(汗)、余計に焦ってますわ~!

投稿: サヴィねぇ | 2018年3月18日 (日) 15時36分

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