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2019年9月16日 (月)

有馬で現実逃避

ワビが腸閉塞疑いから順調に回復した頃、姉と急遽、有馬温泉へ行こうと、宿泊先や近鉄の予約をしたりしていた。

そして旅行3日前にワビの気管支・肺炎と胸水が発覚。

様々なストレスフルな事情を抱え「這ってでも行く!」と楽しみにする姉のこともあったが、とにかく自分は「受け入れ難い現実」から逃れたかった。「何があっても、にぃさんに任せる・・それがワビにとっての一番」と、都合よく自分に言い聞かせて。

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当初の計画では遠方も考えていたが、何かあっても早く帰れる場所の有馬温泉を思いつく。姉も近場なのに行ったことがないというので、直感で探した宿に予約を入れた。

有馬温泉最古の宿「御所坊」(お財布事情厳しく断念)の姉妹宿「花小宿」。金曜日宿泊だったので、幾分安め。それでも大奮発。

姉は、近所や職場の人から「有馬温泉は”高い”」と言われてきたらしい・・・。

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1階、2階で全9室。和室もベッドのようだが、神戸の異国情緒な雰囲気が味わえる洋室にした。

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窓からの眺望は楽しめないが、天井高があり、光の差し込む具合が心地良い客室。

昔のブラウン管テレビ(嵌めこんでいる)にペコちゃんがノスタルジック。

天然な姉は、「ねぇ、テレビ点けてみる?本当にチャンネル回るのかなぁ」と。

いえいえ、リモコンがありますから。チャンネル回すって、久々に聞いたわ。

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宿がとても素敵な分、姉も私も罪悪感が増すようで、それを打ち消すため「もう、現実逃避よ!」と唱和する。

宿の2つのお風呂は空いていれば貸し切り(中から鍵を掛けて)で使用できる。2人で丁度良いサイズでもある。

レトロな人魚の大きなタイル絵、戦後間もない頃のものとか。

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宿裏にある御所泉源から引き込んだ源泉掛け流し。「含鉄ナトリウム塩化物強塩温泉」というだけあって、泉水がしょっぱい。濃度の高い褐色の温泉。出る前に入れるよう、もう一つの浴槽は温真水になっている。

有馬には”金泉”(褐色)と、炭酸とラジウムの混合泉の”銀泉”(透明)があるということで、最初、この温真水を、銀泉だと思っていた(笑)。

炭酸泉源で飲泉してみた。ガス入りのミネラルウォーターのようなものかと思って口にするのは間違いだ。紛う事なきその味に、「うぁぁぁ、鉄!」と発してしまう。

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本館の「御所坊」(半混浴)の風呂も20時までなら入浴可能だったが、夕飯をゆっくり食べていたので間に合わず。でも花小宿の二つのお風呂で十分満足。

お食事は宿併設の食事処「料膳 旬重」。料理の様子が眺められるカウンター席で。

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食事の一部だが、下画像の中央右の三角形のは和製古代チーズともいえる「蘇」。ミルク風味が良く、チョコやブルーチーズといった素材とよく合っている。栗の形のは麩饅頭のような、、甘くておいしい。

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明石の魚介類。大葉の後ろには蛸の柔らか煮、人参で模したトンボがとまる籠の中は鮪の漬け。

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ネギを巻いた太刀魚。柿と梨も炙ってある。もう季節は秋・・・。

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神戸だけに「牛」もありなのだが、スタンダードプランは、但馬ポーク。

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デザートはお月見。撮影が下手なので分かりづらいが、きな粉で兎が表現されていた。

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釜で炊かれたツヤツヤのご飯も美味しく、有馬の食材に趣向が凝らされ美味。朝食も控え目な量だが、十分である。

本当はワビが気になり、ずっと胃が重かったが、優しい味付けに胃も心も緩み、程よい量で苦しむことはなかった。

姉は、喋っていないと死んでしまうのではないか?と思うほどのお喋り。見たり、味わったりしたい時は、話は程々にして欲しいのだが、今回は、姉がお喋りで良かったと思う。

あえて姉の話をしっかり聞くことで、私の心の中に充満するワビへの心配を一時的にでも消すことができたから・・・。

(有馬の丸いもの・・・に続く)

 

 

 

 

 

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